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個人と世界と法哲学――人類史と思想史から法哲学の場所へ
恒藤恭[著]

人類史のなかの法哲学――歴史的に広く見わたされた法哲学の場所と諸課題

法と哲学の関係は人間の歴史の各ステージにおいてどんな意味を持ってきたか。そして「現代」というステージにおける法哲学の役割は何か。困難な時代に左派自由主義の法哲学者として活躍した恒藤恭。保守的性格が極めて濃厚な法の世界を個人主義の哲学的立場から基礎づけ、世界戦争を経た「現代」において倫理的自由からさらに法的自由へと進む道の意味を説く。書肆心水の選定による論文集。

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造本 A5判上製 320p
価格 定価7590円(本体6900円+税10%)
刊行 2023年11月
ISBN 978-4-910213-44-6 C0032

目 次

法律とヒューマニズム
個人の尊厳
世界における法と人間
法の主体
哲学と法律学との交渉
法哲学の意義と課題
法的世界と法的世界観

索 引

●著者紹介

恒藤恭(つねとう・きょう/1888-1967)
法哲学者。1916年京都帝国大学法科大学卒業。同志社大学教授を経て1922年京大助教授、1929年同教授。1933年瀧川事件に際して辞職。その後、大阪商科大学(後の大阪市立大学)講師、教授を経て、1949-57年大阪市立大学学長。1946-49年京大教授兼任。1949年学士院会員。1962-65年日本法哲学会理事長。1966年文化功労者。著書に『批判的法律哲学の研究』『国際法及び国際問題』『ジムメルの経済哲学』『羅馬法に於ける慣習法の歴史及理論』『社会と意志』『法律の生命』『価値と文化現象』『法の基本問題』『法的人格者の理論』『新憲法と民主主義』『旧友芥川龍之介』『憲法問題』(復刻版講談社学術文庫)などがあり、訳書にハルムス著『法律哲学概論』、プレハノフ著『マルクス主義の根本問題』などがある。死後出版の論文集に『哲学と法学』『法の精神』『法と道徳』(岩波書店)、『国際法・国際政治・法哲学』(書肆心水)がある。