綜合日本仏教史
橋川正[著]
文化的・政治的側面を重視した個性的な仏教史
ポピュラーな日本仏教史の本である新潮文庫版『日本仏教史』(末木文美士著)の文献案内で「文化史的な視点から書かれた新鮮さをもつ」と紹介されている基本的研究書。
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造本 A5判上製 384p
価格 定価7480円(本体6800円+税10%)
刊行 2011年6月
ISBN 978-4-902854-87-9 C0015
●目 次
●古 代 (上)
1 仏教の伝来
2 崇仏・排仏両派の反目
3 聖徳太子の三宝興隆(上)
4 聖徳太子の三宝興隆(下)
5 初期仏教の浸潤
6 初期仏教の思想及び信仰
7 奈良時代の諸宗(上)
8 奈良時代の諸宗(下)
9 国分寺と東大寺
10 奈良時代の精神生活
11 政教一致の弊害
●古 代 (下)
12 伝教大師最澄
13 弘法大師空海
14 天台宗の発展
15 真言宗の発展
16 入唐求法
17 貴族仏教
18 浄土教の発達
19 僧 兵
20 末法到来
●中 世
21 奈良仏教の復興
22 専修念仏の唱道
23 親鸞とその教団
24 一遍と時衆
25 法華信仰の独立
26 禅宗の伝播
27 室町時代の仏教の一面
●近 世
28 江戸時代の仏教の成立するまで
29 江戸時代の仏教と教化
30 大蔵経の開版
31 仏教と世俗生活
●附録 仏教と日本文化
・ 神道と仏教
・ 仏教と日本精神
・ 仏教と芸術
●著者紹介
橋川正(はしかわ・ただす/1894-1931)
真宗大谷大学で日本仏教史、真宗史を研究したのち、京都帝国大学国史学科に入学しその歴史研究の幅を広げる。その後真宗大谷大学教授となり日本史を講じ、史学方法論にも力を注ぎ、特に日本中世史と仏教文化史の方面で業績を挙げる。1929年、仏教ならびに歴史学研究のため欧米へ留学し、その帰途インドに入り仏教史蹟を訪ね1931年に帰国するが、病のために若くして死す。本書は著者の最終著作。本書のほかの著書に、『日本仏教文化史の研究』『日本仏教と社会事業』『概説日本仏教史』『真宗大谷派史要』などがある。