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近代日本金融史要(大正昭和編)――震災・恐慌・総力戦
明石照男・鈴木憲久[著]

時代がつくる金融、金融がつくる時代――大正昭和、波瀾から破局へ

金融から見る激動の近代日本の姿。国家の運命と金融、そのアウトライン。生活と農工商業から国家行政、戦争にいたるまでを動かす力である金銭の流れ。第一銀行頭取、日銀参与理事、帝国銀行会長歴任の明石照男と経済学者鈴木憲久による『日本金融史』明治編/大正編/昭和編三巻の圧縮入門版、後編。

近代日本金融史要(明治大正編)――創業・戦勝・国際化

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造本 四六判並製 320p
価格 定価5940円(本体5400円+税10%)
刊行 2025年4月
ISBN 978-4-910213-61-3 C0021


目 次

承前大正編
関東大震災と善後施設
整理時代における財界の大勢
金融機関の整備改善
むすび[大正編]
昭和編
震災手形善後処理
金融恐慌
金解禁および金再禁
準戦時体制下の金融界
日華事変期の金融界
太平洋戦争と金融界
終戦後の金融界
附録 各巻序文類

●著者紹介

明石照男(あかし・てるお/1881-1956)
1906年東京帝国大学法科大学政治科卒業。1911年第一銀行入行、1935年同行頭取。1940年日本銀行参与理事。1943年帝国銀行会長。1945年貴族院議員。1946年公職追放。1951年日本経済団体連合会顧問。著書『明治銀行史』『青淵渋沢栄一』『三聖人の経済道徳観』等。

鈴木憲久(すずき・のりひさ/1889-1960)
東京商船大学中退。1930年東京帝国大学経済学博士。大阪毎日新聞経済部記者、時事新報論説員、拓殖大学教授・総長、日本大学教授を歴任。著書『最近日本財政史』『統制経済と景気の動向』『国民経済と広域経済』『財政新講』等。