近代化日本の政商と財閥――人物・時勢・資本主義
楫西光速[著]
日本資本主義成立史の主役としての政商と財閥
電子書籍(Kindle版)
三井・岩崎・五代・藤田・大倉・住友・安田・浅野・古河・川崎――金融・商事・海運・造船・鉱山・兵器。政商と財閥から見る日本近代化の姿。裏面史ないしは側面史のなかでとりあげられることの多い政商を、日本資本主義成立史の主役としてとらえ、日本資本主義発展の具体的な姿を描きだす。
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造本 四六判並製 320p
価格 定価5940円(本体5400円+税10%)
刊行 2025年5月
ISBN 978-4-910213-62-0 C0021
目 次
政 商
序 政商から財閥へ――日本資本主義における政商=財閥の地位
三井と三野村利左衛門
岩崎弥太郎
トーマス・グラバー――徳川幕府への最大の叛逆人
五代友厚
藤田伝三郎
大倉喜八郎とエドワード・スネル
政商から財閥へ
序 財閥の形成
住友家と広瀬宰平・伊庭貞剛
安田善次郎
浅野総一郎
古河市兵衛
川崎正蔵
●著者紹介
楫西光速(かじにし・みつはや/1906-1964)
1929年東京帝国大学経済学部卒業。渋沢敬三創設のアチック・ミューゼアム(後の日本常民文化研究所)研究員、法政大学教授、東京教育大学教授を歴任。日本経済史専攻。土屋喬雄を助けて『渋沢栄一伝記資料』を編集。著書『技術発達史(軽工業)』『日本における産業資本の形成』『日本近代綿業の成立』『日本経済史』『昭和経済史』『産業史の人々』『日本資本主義発達史』『豊田佐吉』等。