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天皇の起源――法社会学的考察

権威と権力――法学的意味の歴史的解明

天皇の支配と日本国家の成立の関係は法学的にはいかに説明されるか。カール・シュミットの「場序(Ortung)」概念から出発し、天皇の支配の形成から日本国家の成立までを法社会学的に探究するユニークな業績。「二〇世紀後半における天皇」の章を巻末に収め、法学的に見た現代の問題をも示す。

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著者 藤田嗣雄
書名 天皇の起源 法社会学的考察
体裁・価格 A5判上製 320p 定価7590円(本体6900円+税10%)
刊行 2019年2月
ISBN 978-4-906917-88-4 C0021

目次PDF

●著者紹介

藤田嗣雄(ふじた・つぐお) 1885年生、1967年歿。法制史学者。1910年東京帝大卒。朝鮮総督府勤務を経て1918年から1919年陸軍省参議官として軍政研究に従事。1932年陸軍大教官。1937年「軍政に関する研究」により法学博士。1950年国立国会図書館立法考査局専門委員。1957年から1966年上智大学法学部教授。主著『軍隊と自由』『明治軍制』『天皇の起源』『明治憲法論』『新憲法論』。画家の藤田嗣治は実弟。