明治仏教史概説――廃仏毀釈とその後の再生
何があったのか――現代日本仏教の出発点
徳川三百年のあいだ伝統と保護とに鼾睡して来た寺院僧侶が突然食らった廃仏毀釈の巨弾。その強烈なる刺戟によって反省自覚し始めた、現代日本仏教出発点の歴史を史料をまじえて解説する。土屋詮教著『明治仏教史』の全文と、辻善之助著『明治仏教史の問題』第一題の合冊版。
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著者 土屋詮教・辻善之助
書名 明治仏教史概説
廃仏毀釈とその後の再生
体裁・価格 A5判上製 256p 定価6930円(本体6300円+税10%)
刊行 2017年8月
ISBN 978-4-906917-71-6 C0015
●辻善之助 既刊書 上世日本の仏教文化と政治/
日本仏教文化史入門
●目 次
明治仏教史 土屋詮教著
第一章 神仏判然廃仏毀釈の時期
第二章 神仏分離各宗復興の時期
第三章 信教自由破邪顕正の時期
第四章 研究旺盛各宗融和の時期
第五章 仏教大会海外伝道の時期
仏教諸宗派教勢
明治仏教史の問題(抄) 辻善之助著
第一題 神仏分離と廃仏毀釈
●著者紹介
土屋詮教(つちや・せんきょう) 1872年生、1956年歿。仏教学者。早稲田大学卒。著書に『日本宗教史』『大正仏教史』などがある。
辻善之助(つじ・ぜんのすけ) 1877年生、1955年歿。歴史学者。東京帝国大学文科大学卒。著書に『田沼時代』『日本仏教史』(10巻)『日本文化史』(11巻)などがある。