特許植民会社制度研究 大航海時代から二十世紀まで アジア主義者大川周明の実証的歴史研究 近代世界システムあるいは資本主義世界経済500年の展開を担った、商業=軍事=国家複合体の論理と盛衰を、アジア主義者大川周明が俯瞰する。 英蘭東インド会社をはじめ、アジア、アメリカ、オセアニア、アフリカに進出した特許植民会社主要10社の検証。満鉄東亜経済調査局の大川周明は、植民会社というものをどのように考えていたか? 論客大川周明の法学博士号論文(審査員・吉野作造ほか)。 大川周明著 『敗戦後 大川周明戦後文集』 のページはこちら 大川周明著 『大川周明道徳哲学講話集 道』 のページはこちら 大川周明著 『大川周明世界宗教思想史論集』 のページはこちら 大川周明訳・註釈 『文語訳 古蘭(コーラン)』 のページはこちら 大川周明著 『マホメット伝』 のページはこちら |
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著者 大川周明
書名 特許植民会社制度研究 大航海時代から二十世紀まで
体裁・価格 A5判上製 272p 定価6050円(本体5500円+税10%)
刊行日 2008年5月30日
ISBN 978-4-902854-45-9 C0022
著者紹介
大川周明 (おおかわ・しゅうめい)
1886年、山形生まれ。東京帝国大学卒(宗教学専攻)。満鉄東亜経済調査局編集課長、拓殖大学教授などを兼任。北一輝、満川亀太郎らと猶存社を、その後行地社を結成し国家改造運動を推進。5.15事件で逮捕。東京裁判A級戦犯容疑者となるが精神障害のため不起訴となる。晩年は、国家再出発のためには国家の土台である衣食住を堅固にしなければならないと、農法改善による農村復興のための農村行脚を死に至るまで行なった。1957年歿。
主要目次
第一部 前期特許会社制度
第一章 特許会社の植民史的意義
第二章 前期に於ける特許会社設立の政治的並に経済的事情
第三章 オランダ東インド会社
第四章 オランダ西インド会社
第五章 イギリス東インド会社
第六章 北米に於けるイギリス諸特許植民会社
第二部 後期特許会社制度
第一章 第十九世紀に於ける特許会社の復興
第二章 イギリス北ボルネオ会社
第三章 王国ナイジャー会社
第四章 帝国イギリス東アフリカ会社
第五章 イギリス南アフリカ特許会社
第六章 ドイツ東アフリカ会社
第七章 ノイ・ギネア会社
第八章 結 論