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安楽の門(大活字愛蔵版)

自伝的宗教論――人間はどうすれば安楽に暮らせるか

アジア主義者大川周明はいかにして「大川周明」となり「大川周明」を生きたか。欧化時代から敗戦までの日本精神史の縮図ともいうべき人生の記録。後代への継承を意図した元本に忠実な表記、大活字の愛蔵版仕様。限定箔押しカバージャケット。

※版面体裁およびカバージャケット箔押し画像のページ

ここのリンク先で本書のなかをご覧いただけます(PDFファイル)


著者 大川周明
書名 安楽の門
体裁・価格 A5判上製 288p 定価5940円(本体5400円+税10%)
刊行 2015年12月
ISBN 978-4-906917-49-5 C0014

●大川周明既刊書
『敗戦後』 『大川周明道徳哲学講話集 道』 『大川周明世界宗教思想史論集』 『特許植民会社制度研究』
『マホメット伝』 『文語訳 古蘭(コーラン)』


●目 次

人間は獄中でも安楽に暮らせる
人間は精神病院でも安楽に暮らせる
私は何うして安楽に暮らして来たか
私は何うして大学の哲学科に入つたか
私は大学時代に何を勉強したか
押川方義先生と八代六郎大将
印度人追放と頭山満翁
東洋の道と南洲翁遺訓
人間を人間たらしめる三つの感情
克己・愛人・敬天
既成宗教と『宗教』
不可思議なる安楽の門

●著者紹介

大川周明(おおかわ・しゅうめい)

1886-1957。東京帝国大学卒業(宗教学専攻)。インド学を深める過程で当代インドの政治的悲惨を知り、復興アジアの問題に目醒め、また日本史研究を通して日本精神の復興という課題にも目醒めた。インドの亡命志士を保護支援。満鉄東亜経済調査局入局。のち拓殖大学教授兼任。猶存社、行地社を結成し国家改造運動を展開。東亜経済調査局理事長。参謀本部ロシア班長橋本欣五郎らとクーデタ計画(未遂)。5.15事件で逮捕。敗戦後、戦争犯罪容疑者として逮捕され極東国際軍事裁判のA級戦犯容疑者として起訴されたが、法廷での発狂行動により入院、不起訴処分となった。